落として画面が割れたり、水没で全損したり、紛失したり。
iPhoneを壊したり、無くしたりという話はよく聞きますよね。
いざという時のために、AppleCareのような補償制度に入っていたほうがいいのでしょうか?
iPhone補償制度の種類
以下、iPhone 6を例に、iPhoneの補償制度を比較していきます。
AppleCare+ for iPhone
Apple純正の補償制度がAppleCare+です。
2年間¥15,984(分割で月額¥666)で、補償期間は2年間。
落下、水没などによる全損時には、自己負担額¥11,800を払えば、正常なiPhoneに交換してもらえます。
ただし、交換が可能な回数は、2年の間に2回までという制限があります。
また、紛失・盗難は対象外です。
バッテリが充電できなくなった、起動しなくなった、という場合の修理代金は、通常のメーカー保証終了後も2年間¥0で修理してもらえます。
Apple Storeなどに持ち込めばその場で修理してもらえますし、宅配便でのピックアップ修理を依頼することができます。
バッテリーが弱ってきた場合(新品時より80%まで劣化)、修理扱いで交換されることが保証されているのがAppleCareの強みです。
NTTドコモ ケータイ補償サービス for iPhone & iPad
iPhoneを販売している携帯電話キャリア、NTTドコモの補償制度がケータイ補償サービスです。
サービス料金は、月額¥600。
全損時、故障時に、自己負担額¥7,500を払えば、正常なiPhoneに交換してもらえます。
ただし、全損交換が可能な回数は、1年の間に2回までという制限があります。
紛失・盗難も補償対象です。
ドコモにWeb、電話で連絡をすると、交換品が送られてくるので、修理に持ち込んだり、順番を待たされたりしないで住むのがケータイ補償サービスの強みです。
ソフトバンク あんしん保証パック(i)プラス
iPhoneを販売している携帯電話キャリア、ソフトバンクの補償制度があんしん保証パック(i)プラスです。
サービス料金は、月額¥650。
全損、盗難、紛失の場合、会員価格で同一機種か指定機種に機種変更できます。
ただしこの「会員価格」が曲者で、非公開です。実際にサービスを利用した人の話を聞くと、「ほぼ定価だった」とのこと。
故障で修理が発生した場合は、修理代金(税抜)の80%以上を、月々の利用料金から割引します。
この割引も結構面倒で、ソフトバンクに申請手続きをしたり、車の事故が起きた時の保険請求のような手間がかかるそうです。
また、故障、紛失などが発生した後6ヶ月間は、保証サービスの利用はできなくなるとのことです。
紛失補償オプション(i)
AUは、修理の保証制度は準備していません。AppleCare+に申し込んでください、というスタンスですね。
紛失に関しては、紛失補償オプション(i)というサービスを準備しています。
月額¥702(AppleCare+込みの値段です)で、紛失や盗難時に「再購入補償金」として¥23,148が支払われます。
ただし、申し込み手続きは結構面倒なようです。
補償制度の比較
名称 | AppleCare+ | ケータイ補償サービス | あんしん保証パック(i)プラス | 紛失補償オプション(i)&AppleCare+ |
---|---|---|---|---|
サービス提供 | Apple | NTTドコモ | ソフトバンク | AU |
料金 | 2年で¥15,984 (月額¥666) | ¥600 | ¥650 | ¥702 |
申し込み | 購入後30日 | 購入後14日 | 購入時 | 購入時 |
全損時対応 | 交換 | 交換 | 会員価格で同一機種か指定機種に機種変更 | 交換 |
全損交換時免責事項 | ¥11,800 | ¥7,500 | 交換不可能 | ¥11,800 |
全損対応回数制限 | 2年の間に2回 | 1年の間に2回 | 対応後6か月間利用不可能 | 2年の間に2回 |
盗難・紛失 | 対象外 | 対象 | 対象 | 対象 |
補償依頼方法 | Apple Store持ち込み、ピックアップ修理 | 指定先に交換品送付 | Apple Store持ち込み、ピックアップ修理 修理完了後、請求 | Apple Store持ち込み、ピックアップ修理 |
修理時免責事項 | なし | なし | 修理代金(税抜)の80%以上を、月々の利用料金から割引 | なし |
最強の補償制度はNTTドコモのケータイ補償サービス
故障、全損、盗難・紛失、全てに対応し、何よりも「交換品がすぐに送られてくる」という便利さ。
僕のオススメは、NTTドコモのケータイ補償サービスです。
ケータイ補償サービスを使ってみた
Lightningコネクタがおかしくなり、うまく充電ができなくなってしまったので、ケータイ補償サービスを実際に使ってみました。
申し込みはスマフォからもできるぐらい入力項目が少なく、翌日には交換品が自宅に届きました。
バックアップ、リストアなどが終わったら、付属の封筒で故障品をドコモに返送するだけ。
とっても楽でした。
補償制度に入っていなかったらどうなる?
iPhone 6の場合、Apple Storeで全損修理した場合、¥34,800かかるそうです。
また、液晶破損の修理代は¥12,800とのこと。
AppleCare+やケータイ補償サービスに入ると、2年で2万円以上、4年で4〜5万円の補償制度への出費が発生します。
つまり、「2年に一度液晶が割れた」、「4年に一度全損した」、ぐらいの頻度であれば、補償に入らないほうがトク!ってことになりますね。
これだけ補償サービスの説明をして、最後に見つけた結論は「よっぽどのおっちょこちょいじゃない限り、補償制度に入らなくてもいいんじゃない?」ってことです。
僕は面倒くさがりなので、ドコモのケータイ補償サービスに入っておきますけどね。
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